時計ブランド事典

ロレックスなどの有名ブランドからパテック・フィリップなどの時計ブランドの創業年、創業者から各ブランドの略歴まで詳細解説。

ヴァシュロン・コンスタンチン VACHERON CONSTANTIN

      2015/10/10

時計ブランド名:ヴァシュロン・コンスタンチン(ヴァシュロン・コンスタンタン)VACHERON CONSTANTIN
創業:1755年
創始者:ジャン・マルク・ヴァシュロン
グループ:リシュモン・グループ(ヴァンドームグループ)
本社:スイス ジュネーブ

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ヴァシュロン・コンスタンチンの歴史

ジャン・マルク・バセロンがスイス・ジュネーブで1755年に創業し、250年の歴史の中途切れることなく時計を作り続けた最古のブランド。

3代目のジャック・バルセレミイ・バセロンが1819年にフランソワ・コンスタンチンを共同経営者として迎え入れ、1839年に正式に社名が「Vacheron&Constantin(バセロン・コンスタンチン)」になりました。1880年にはマルタ十字軍のシンボルマークに由来するマルタ・クロスをトレードマークとして取り入れました。

時計メーカーとしては最古級の歴史ですが、実際に腕時計の製造をスタートしたのは1910年。1938年にはジャガー・ルクルトと契約し腕時計機械のほとんどはジャガー・ルクルト製のものとなります。その機械のパフォーマンスはクロノメーター規格以上に厳しい「ジュネーブシール」規格を取得する徹底したものばかりでした。

しかしながら、1940年に経営不振からチャールズ・コンスタンチンは大半の株式をジョルジュ・ケッテラーに売却、同社の経営は創業のバセロン家、コンスタンチン家から離れますが、会社の主要形態は変わらず、むしろジャガー・ルクルトの機械を搭載した高級ウォッチの販売は好調でした。

1970年代の機械時計ブランドを壊滅的なものにしたクォーツ・ショックによるダメージから1980年代のはじめサウジアラビアの石油王ヤマニが「バセロン・コンスタンチン」の商標権を買取り、さらに1996年になって南アフリカの有力者でヴァンドームグループのオーナーである、ヨハン・ルパートが同商標を手に入れ今日に至ります。

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