時計ブランド事典

ロレックスなどの有名ブランドからパテック・フィリップなどの時計ブランドの創業年、創業者から各ブランドの略歴まで詳細解説。

カシオ CASIO

      2015/10/10

時計ブランド名:カシオ CASIO
創業:1946年
創始者:樫尾忠雄
グループ:-
本社:日本

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カシオの歴史

1946年に樫尾忠雄が顕微鏡の部品や歯車などを作る小さな下請け工場として東京都三鷹市に「樫尾製作所」を設立しました。その後、10回以上もの試作品を経て1954(昭和29)年、ついに日本で初めての電気式計算機が完成させ、翌年、樫尾兄弟は完成品を意気揚々と、当時、計算機を扱っていた商社の「文祥堂」に持ち込みました。ところが文祥堂の担当者からは、この計算機は残念ながら時代遅れだと告げられてしまいます。かけ算の答にまた別の数をかけ合わせる「連乗機能」がなかったのです。その後、工夫と研究を重ね、1957年に世界初の小型純電気計算機「カシオ14-A」を商品化し、カシオ計算機株式会社を設立します。

当然の事ながら、機械式時計としての歴史がなく、計算機メーカーとして時計を見続け、クォーツ時計の次にくるのはデジタル時計だという予測のもとに、計時機器としてだけの時計ではなく、カシオ独自の時計を開発し、1974年に閏年にも自動で対応するオートカレンダー機能付きの「カシオトロン」を発表。これは、世界初の技術でありカシオが目指す多機能化への先駆けだった。
1976年に発表された「X-1」にも、ストップウォッチ、デュアルタイムなどの多機能が装備されている。

そして、1983年、それまでの時計の常識を覆す時計「G-SHOCK」が発売されました。薄さ・軽さを追求していた時計のトレンドの中で、全く異なるゴツゴツしたデザインは、「ビルの上から落としても壊れない時計」という独自の開発思想に基づいたものでした。発売当初はその独特の外観から、アメリカなど、ごく一部の市場でしか受け入れられませんでしたが、約10年後、ファッショントレンドの変化とともにその機能・デザインが再評価され、全世界で爆発的なヒットを記録します。「G-SHOCK」は「耐衝撃腕時計」という時計の新たなジャンルを確立し、カシオの時計を代表する商品となっています。

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